ハンズオンセミナー1
日時:2018年9月28日(金)14:00~17:00
会場:ロイトン札幌 ハイネスホール
定員:30名
「実践:気道ファイバー(軟性内視鏡)」ハンズオンセミナー開催にあたり
10年前から気道軟性内視鏡検査(俗称ファイバースコピー)のハンズオンセミナーを担当している国立成育医療研究センター病院呼吸器科 樋口昌孝です。今回も担当することとなりました、宜しくお願い申し上げます。
1.過去8回を振り返って
セミナーでは、初心者用の講義、人体モデルを使用した参加者による内視鏡操作指導(1人5~10分程度)を行ってきました。人体モデルが2体のため、講義が終わった後の空き時間が多く、典型的な上気道・下気道疾患の録画画像を会場で流すこともしていました。今回10年となりましたので、私によるハンズオンセミナーはいったん終了しようと考えております。
2.内視鏡検査はなぜ普及しないのか
内視鏡検査は気道の内腔を評価する際、最も有用な検査です。操作に関しては、成人と変わりなく、上気道であれば耳鼻咽喉科医、下気道であれば呼吸器科医が行えるはずです。以前の調査ですが、総合病院の場合、小児に使用可能な器材がそろっている施設がほとんどでした。ではなぜ、普及しないのでしょうか。小児科医の検査に対する認識不足や、検査医の躊躇でしょうか。
3.内視鏡検査を普及させるため
セミナー参加により、すぐに内視鏡検査が行えるわけではありません。しかし成人領域の指導医がいれば検査は十分に可能です。大切なことはいかに安全かつ十分な診断ができるかです。
4.今回のセミナーにあたり
はじめて参加する方のほか、以前参加された方の再参加を歓迎します。環境整備や技術向上するためにどうすればいいか。また、参加者が行われた内視鏡動画をお持ちいただき、実際に検討する時間などがもてればと考えています。
今回のセミナー内容につきご要望を学会事務局宛seminar@jspp51.gakkai.me にメールしてください。できるだけ希望に添えるようなセミナーにしたいと考えています。
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